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○定年による引退直前に起こった少女殺人事件の犯人を捕まえると被害者家族に誓ってしまったために、引退後の生活を費やして殺人犯を追う元警官を主人公にした映画。
 テーマは「報われない正義がある」というとても虚しく悲しいお話なので、すかっとするクライムムービーを期待して観る人には注意が必要です。


○連続殺人犯が居ると思わしき地域に移住し、人通りの多いガソリンスタンド店を購入し、次に殺人犯が狙いそうな少女に接近するという事を主人公は何の呵責もなくやっていきます。それは全ては悪しき殺人者を捕まえるという正義のためであって、それによって囮の少女とその母親の気持ちを裏切るのだという事にさえ気付いていません。
 ほんの僅かの時間であった少女と母親とのまるで擬似家族のような心やすらぐ一時さえも簡単に利用していく主人公には、ものすごい執念を感じました。それほどまでに追い詰めなければ、正義を貫く事も難しいのか。


○物語の結末は、連続殺人犯と思わしき人物は車の事故で誰にも知られぬ事無く死亡。
 囮の少女の母親は自分たちを利用した主人公を狂っていると言い放ち、元同僚たちは主人公はどうかしてしまったのだと思う始末。結局囮の現場に現れなかった犯人のために主人公の正義はくすぶり続け、ボロボロになったガソリンスタンドで酒を飲みながらぶつぶつと戯言を繰り返すというカットで終わっています。
 まさに報われない正義。すっごく凹むラストです。


○映画を観ている私たちの視点からならば主人公の行動は上手く行っていたわけだけど、それを知る者は劇中に居ないというのが何とも物悲しさを感じさせる作りになっていますね。こういう無常さを感じさせる映画は嫌いじゃないです。


○とてもハッピーエンドとは言いづらい結末を迎える映画ですので、観られる方はご注意ください。
 でもとても良く出来た映画だと思いますよ。オススメです。


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