ワーナー・ホーム・ビデオ (2010-11-03)
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○ニンジャ! アサシン!! とアメリカ人の持つ忍者の印象が伺える忍者映画です。
アクション映画としてとてもよく出来ているのでおススメです。
○感心するのは、こういう外国産の忍者映画はどうしても中華風な物が日本と混同されて画面に入り込む事がよくあるのですが、このニンジャ・アサシンはそういった物が一切なく、純度100パーセントの日本を観る事が出来ます。登場人物の名前も建築物もすべて日本っぽい。これはとてもすごい。きっとアドバイザーか何かが日本の方かそれにとても詳しい人だったのでしょう。
まあ基本的な部分で忍者が誤解されているなあと思いはするのですが、それは娯楽映画という事で勘弁してあげてください。
○影に紛れるという仕草がかっこよく表現されているのはとても気に入りました。バリバリアクションするのですけど、それだけじゃない影に生きるという精神部分が、こういう画面効果で表現されるのは素晴らしい娯楽性だと思います。
○後半で警察部隊のチームと忍者集団が戦うのですけど、現代のフル装備の特殊部隊と互角に戦う忍者すげえって思います。すごい名(迷)シーンなのでぜひ見て欲しいです。現代と古代が融合した画作りになんかクラクラきます。
○お話はまああって無いような物なんですけど、ラストの主人公が幼い頃の想い人の行動をなぞって、彼女がかつて見た景色を見るというのはとてもメッセージ性のあるシーンだったのではないでしょうか。でも細かい事は言いっこなしのアクション映画だと思います。
ヒロインの『心が特別な人』の伏線もなかなか面白い。精神論の話じゃなくて物理的に特別なのかよとか。微妙にボカして説明するならば、北斗の拳のサウザーの秘密と同じです。
○ちょっと血しぶきが舞い過ぎて子供の居る家庭では見づらい映画であると思いますが、スカッとさわやかに観れる映画なので休日などに観るのをオススメです。
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